いずれも超のつくスターだが……
リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの活躍が凄すぎたところはあるが、2010年代から2020年代前半を代表するストライカーとして挙げられるのがロベルト・レヴァンドフスキ、ルイス・スアレス、カリム・ベンゼマの3人だ。
メッシとロナウドをセンターフォワードとカウントしないのであれば、この3人は世代トップの点取り屋と言えよう。
だが、彼らもベテランだ。今夏にはベンゼマもレアル・マドリードを退団してサウジアラビアのアル・イテハドと契約を結んでおり、スアレスもすでに欧州を去っている。今も欧州4大リーグでプレイしているのはバルセロナのレヴァンドフスキだけだ。そのレヴァンドフスキも35歳を迎えており、欧州でプレイできる時間は限られてきている。
この世代はピークを過ぎたと考えられるが、スアレス、ベンゼマ、レヴァンドフスキの3人で『最も全盛期が凄かった』のは誰だろうか。今回『ESPN』がサッカーファンに問いかけている。
レアル・マドリードで長く活躍したベンゼマはロナウドの名相棒になったり、ロナウド退団後は自身が点取り屋としてチームを引っ張ったり、何でもできる超万能FWであることを示してきた。
リヴァプールやバルセロナで活躍したスアレスはお騒がせな一面もあるが、得点感覚はずば抜けている。バルセロナではメッシ、ネイマールと史上最強ユニットMSNを形成し、2015-16シーズンにはメッシとロナウドを抑えてリーガ・エスパニョーラで40ゴールを奪って得点王に輝いている。
現在もバルセロナで活躍するレヴァンドフスキは、バイエルンの大エースとしてブンデスリーガで多くのタイトルを手にしてきた。3人の中では1番の鉄人プレイヤーであり、それが今もバルセロナで活躍できている理由だ。昨季はリーガ・エスパニョーラで得点王にも輝いており、こちらも得点力は高い。
SNS上では、スアレスがやや優勢か。「全盛期のスアレスは元祖怪物ロナウドをも超える」、「マドリーのファンだが、これはスアレス」といった意見が出ている。
ベンゼマに関しては、「バロンドールを獲得しているのが何よりの事実」との意見が出ており、スアレスとレヴァンドフスキが獲得していないバロンドールをベンゼマは手にしている。
メッシ、ロナウドに加えてこの3人が揃っていた2010年代から2020年代前半のサッカー界は特別な時代だったと言えるはずで、この3人を巡る議論は今後も続いていきそうだ。