9番がいない状況を乗り越える
今季も多くのファンが期待を寄せているレアル・マドリード。しかしチームは開幕前に怪我人を多く出した。『MARCA』によると、レアルは開幕から4試合で1試合平均5人の負傷者を抱えて試合に臨んだという。
レアルにとって1番の痛手となったのが守護神ティボー・クルトワとDFエデル・ミリトンの負傷だ。それに加えてダニ・セバージョス、フェルランド・メンディ、若き新戦力アルダ・ギュレルも怪我に見舞われた。
レアルは今季怪我だけではなく、ベンゼマの退団によって空いた9番の存在が埋められていないことも開幕前まで心配されていた。
しかし監督のカルロ・アンチェロッティはチームのシステムを[4-3-3]のオプションも残しつつ、[4-3-1-2]に変更。これは今季新たに加入したジュード・ベリンガムのプレイに対応するシステムでもあった。このシステムではベリンガムを中央のダイアモンドの一番前に配置し、ロドリゴ、ヴィニシウスのウィングと共に攻撃的なプレイを展開するものだった。
この結果ベリンガムが4試合で5得点を挙げており、システム変更が大当たりしたと言っていい。ヴィニシウスが負傷欠場した前節でも勝利を収めている。ベリンガム中心の攻撃が今後のレアルの攻撃を支える要になるかもしれない。