まずは来年にアメリカでのコパ・アメリカがある
決勝でフランス代表との激闘を制し、FIFAワールドカップ・カタール大会の頂点に立ったアルゼンチン代表。
そのチームの中心には、FWリオネル・メッシがいた。アルゼンチンは2026年大会の連覇へ向けて動き出すわけだが、最大の焦点はメッシが2026年大会を目指すかどうかだ。
メッシは今夏にパリ・サンジェルマンを離れ、アメリカ・MLSのインテル・マイアミへ移籍している。欧州トップリーグを離れることになり、1つの区切りがついたとも言える。
ただ、インテル・マイアミでのパフォーマンスは圧巻だ。欧州5大リーグとはレベルに差があるとはいえ、それでも加入早々からMLSを支配してしまうメッシの実力は今も健在。ファンの中には次のワールドカップも戦えるのではと期待する人もいるだろう。
アルゼンチンサッカー協会のクラウディオ・タピア会長も、「私は彼が次のワールドカップに出場することを想像しているし、そうであってほしいと思っている」と願望を口にしている(『Daily Mail』より)。
南米では今月より2026年大会へ向けた南米予選がスタートすることになっており、先日発表されたアルゼンチン代表メンバーにはメッシ(36)、MFアンヘル・ディ・マリア(35)、DFニコラス・オタメンディ(35)といった昨年の優勝を知るベテランメンバーも入っている。
アルゼンチンの場合は来年にアメリカで開催されるコパ・アメリカ2024を控えているため、ひとまずはそこへ向けてチームを作っていく考えなのだろう。そこにはメッシやディ・マリアも参戦できるはずで、何よりホスト国となっているアメリカがメッシ参戦を望んでいるはずだ。
メッシは2026年大会を迎える際に39歳となっているが、ワールドカップ連覇を狙ってくる可能性はあるのか。今のところマイアミではサッカーを全力で楽しんでおり、それが良い方向に作用しているようにも見える。来年のコパ・アメリカ次第ではワールドカップ参戦の可能性もゼロではないか。