フォーデンは中盤よりもウィングか
EURO2024予選の第5節で9日にウクライナ代表と対戦したイングランド代表。DFカイル・ウォーカーのイングランド代表初ゴールもあり、試合は1-1で終了。勝ち点1を手にした。
本戦出場に向けて戦うイングランド代表で、適正ポジションがまだ定まっていないのがマンチェスター・シティに所属するMFフィル・フォーデンだ。この試合、65分にMFジェイムズ・マディソンと交代して出場した。
英『Daily Mail』によると、フォーデンをピッチの中央でプレイさせる声が多くあがっているようだが、指揮官のガレス・サウスゲイトは、同選手をワイドプレイヤーだと考えているという。
「彼は自分のクラブで中央でプレイしていない。おそらくそれには理由があるだろう。実際のところ、それはゲームのレベルによって異なるんだ」
「中盤では、誰もがボールを持っているときのことを話したがるが、ボールを持っていないときの細かいことや、正確なプレスを行わなければならない試合もたくさんある。そうしないと試合の流れが掴めない」
「世界最高のコーチであり、彼をワイドでプレイさせるペップと話をする必要があるだろう。私たちが彼をワイドにプレイさせれば、彼はいつでも自由に動き回ることができ、それは重要だ」
「私たちはフィルにとても満足している。彼はEUROに出場し、準決勝に登場して大きな影響を与え、我々のためにワールドカップにも出場した。彼はまだ23歳だが、素晴らしい経験を持っている。彼はまだ進歩し、学んでいる最中だが、スーパープレイヤーだ」(英『Daily Mail』より)
フォーデンは昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の決勝で負傷交代したケビン・デ・ブライネと交代で中盤に入り、インパクトを残した。今季はマンCでも中盤起用が増えることが予想されているが、まだサイドでの起用が多い。
少しずつ、着実に成長を遂げているフォーデンが中盤をこなすようになる日もそう遠くはないだろう。しかし、現段階では、フォーデンの最適なポジションはサイドを主戦場とするウィングなのかもしれない。