シャビにとっては嬉しい悲鳴
指揮官シャビ・エルナンデスにとっては嬉しい悩みだろう。バルセロナの攻撃陣が予想以上の輝きを放っている。
エースのロベルト・レヴァンドフスキは早くも3ゴールを奪っており、ここはシーズン前から計算できていたところだ。さすがは昨季得点王といったところか。
ただ、今のバルセロナはレヴァンドフスキだけではない。レヴァンドフスキに並ぶ3ゴールを奪うロケットスタートを切ったのは、昨季まで悩んでいたFWフェラン・トーレスだ。
昨季のトーレスはリーグ戦33試合に出場して4ゴールだったため、今季の3ゴールはかなりペースが早い。トーレスはスペイン代表でも得点を重ねており、この活躍ぶりはシャビにとってサプライズだったはずだ。
さらに右のウイングでは16歳のラミン・ヤマルが台頭。すでに即戦力となっており、ヤマルの急激なブレイクも予想外のサプライズだ。
右サイドではハフィーニャも負けじと先日のレアル・ベティス戦で得点を奪っており、前線のオプションは思った以上に増えている。
そして新加入のFWジョアン・フェリックスだ。アトレティコ・マドリードからレンタルで加わったフェリックスはまだ読めないところもあるが、ベティス戦では得点を記録している。アトレティコ、チェルシーでは思うような活躍が出来ていなかったが、シャビのスタイルにフィットするならば心強い戦力だ。
今後ウイングでは1番手を争う戦いが激しくなると予想され、バルセロナの前線はかなり選択肢が増えている。シャビがどう彼らを活かしてくるのか気になるところで、サポーターも手応えを感じているのではないだろうか。