チームトップのチャンスメイク数
プレミアリーグでこれまで唯一の全勝を果たし、首位を独走するマンチェスター・シティ。しかしケガ人の多さに悩まされており、先日もチャンピオンズリーグGS・レッドスター戦でMFベルナルド・シウバが離脱してしまった。
ジャック・グリーリッシュやジョン・ストーンズといった面々のほか、チームの大黒柱であるケビン・デ・ブライネが離脱してしまっているのは痛い。そのチャンスメイク力は別格で、アーリング・ハーランドとのホットラインはまさにシティの主力武器だったからだ。
しかし、そんなデ・ブライネの穴を埋める活躍を見せている選手がいる。昨季はセカンドストライカーとしてハーランドをバックアップしたFWフリアン・アルバレスだ。
アルバレスは今季、おもにトップ下の位置で先発を続け、すべてフル出場。ゴールも奪っているが、ハーランドの背後で創造性とバランスを生み出す役割をこなしている。
英『Squawka』によれば、チームでもっともチャンスメイクしているのはアルバレスだ。ウェストハム戦ではジェレミー・ドクの同点弾、ベルナルド・シウバの勝ち越し弾をともにアシスト。チャンスメイク数16は、ウルブズのペドロ・ネトに続いてリーグ全体でも2位だという。
昨季はアシストが1つもなかったが、最初の5試合ですでに3アシストを記録するアルバレス。「ギュンドアンは去り、残念ながらケビン(・デ・ブライネ)も離脱したことで、彼にはチャンスがある。今では彼はほぼ(メンバーから)落とせない状態だ」
リーグ戦だけでなくCLレッドスター戦でも、2ゴールを決めながらチーム最多の7つのチャンスを生み出したアルバレス。『Whoscored.com』のレーティングでは堂々の「10」を獲得しており、デ・ブライネの後継者と言いたくなるほどのチャンスメイクの才能が花開いてきた。