5戦負けなしと結果は出ているが……

レアル・マドリードでMFジュード・ベリンガムが早くも絶対の戦力として暴れている一方、ベリンガムを手放したドルトムントの方はどうなっているのか。

ドルトムントは開幕から5試合を戦って3勝2分の成績でブンデスリーガ6位につけており、決して悪い成績ではない。しかし、格下のボーフムやハイデンハイムに引き分けるなど渋いゲームが続いているのも事実だ。チャンピオンズリーグではニューカッスル、パリ・サンジェルマン、ミランと同じ死の組に入ってしまい、グループステージ第1節ではアウェイでパリに0−2と完敗。力の差を見せられてしまい、死の組でもドルトムントが1番苦しい状態にあるとも言える。

スペイン『as』は「ベリンガムなくして楽園はない」とドルトムントの現状を取り上げている。レアルにてベリンガムは中盤のあらゆるところに顔を出し、時にはゴール前まで走り込んで得点に関与しているが、今のドルトムントにこれと同じ働きをこなせるセントラルMFはいない。

同メディアも「ベリンガムの中盤での存在感を大いに恋しく思っていることだろう。ドルトムントには以前のベリンガムほど指揮を執ったり、ボールを欲しがったりする選手がいない」と伝えており、やはり20歳の実力者ベリンガムの抜けた穴は大きいか。今夏にはMFフェリックス・ヌメチャ、マルセル・ザビッツァーといった実力あるMFを獲得しているのだが、さすがにベリンガムと同じ働きは求められない。

ここまで3勝2分と悪くない成績だが、絶対王者バイエルンを上回るには引き分けの数も減らしていかなければならない。今節はヴォルフスブルクに苦しみながらの1−0勝利だったが、バイエルンに喰らいつけるか。