フリー補強だった点も魅力だ

24日に行われたセリエA第5節でエンポリを1−0と撃破し、開幕5連勝と波に乗るインテル。好調の要因の1つに挙げられるのが、2トップのコンビネーションだ。

インテルは今夏にエディン・ジェコ、ロメル・ルカクの2人がクラブを離れたため、ラウタロ・マルティネスの新たな相棒を探す必要があった。そのコンビネーション形成にもっと時間を要するかと思われたのだが、ボルシアMGからフリーで獲得したフランス代表FWマルクス・テュラムが早々にフィットすることになったのだ。

テュラムはここまでリーグ戦5試合に先発し、2ゴール3アシストと見事な成績を残している。特に前節のミラン戦では、左サイドに流れてボールを受けたところから強烈なミドルシュートで得点を奪うなどクオリティの高さを見せつけている。

その4日後に行われたレアル・ソシエダとのチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節ではテュラムがベンチスタートとなり、チームは1−1で引き分けている。引き分けた原因をテュラムのベンチスタート1つで片づけることはできないが、伊『Gazzetta dello Sport』は早くもテュラムが替えの利かない存在になったと主張している。

「『不可欠な』という形容詞が過剰だと思うなら、別の言い方をしよう。テュラムなしでは、インテルは同じチームにならない」

ソシエダ戦ではテュラムの代わりにマルコ・アルナウトビッチがラウタロとコンビを組んだが、テュラム&ラウタロの組み合わせには劣るか。テュラムに関してはボルシアMGでウイングの位置でプレイしていた時間もあったため、センターフォワードとして計算しづらいとの声もあった。しかしインテルではその役割を見事にこなしており、今季のロケットスタートにテュラムが絡んでいるのは明らかだ。

しかもフリー補強というのが魅力的で、インテルのテュラム引き抜きは大正解だったと言えそうだ。