バイエルンで際立つチャンスメイク力

トッテナム時代から超のつくワールドクラスFWと評価されてきたFWハリー・ケインだが、その評価は移籍したバイエルンでさらに上昇している。

ケインにとっては初の国外挑戦であり、名門バイエルンでのプレイには特別なプレッシャーもあるはずだ。しかしここまではそれを感じさせない大爆発で、ブンデスリーガ10試合で15ゴール5アシスト、チャンピオンズリーグでも3試合で2ゴール2アシストと手がつけられない。

この活躍から、ブンデスリーガ公式は改めてケインが現世界最高の9番ではないかと絶賛する。

得点力で見れば、マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドも負けてはいない。実績ではバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキも超一流だ。しかし、同サイトはケインのチャンスメイク力がバイエルンで存分に発揮されている点を高く評価する。それこそ現世界No.1と評価する理由なのだ。

「ハーランドの場合、アシストはボックス内でものや、自身のチャンスが崩れた際のこぼれ球がアシストになったりといったものが多い。ハーランドもレヴァンドフスキも、ケインほど深くポジションを下げてビルドアップに参加することはない。ケインの平均ポジションは2人よりもかなり深い」

「3人のストライカーはいずれもワールドクラスであり、彼らの弱点を見つけるのは簡単ではない。それでもケインが加入以来バイエルンにもたらしたもの、そして彼の能力を考えると、ケインが現時点で世界最高の9番であることを無視するのは難しい」

バイエルンでのケインは中盤へ顔を出し、そこからサイドに張るレロイ・サネやキングスレイ・コマンに展開するプレイも目立つ。そうしたチャンスメイクの動きに加えて得点量産となれば、文句はつけられない。

足りないのはチームタイトルだけだろう。プレミアリーグでも得点王を獲得してきた実績はあるが、トッテナムとイングランド代表ではチームタイトルに恵まれていない。ややシルバーコレクターのようになっているところがあり、それもバイエルンでタイトルを獲得できればイメージが変わるだろう。