ベンゼマがボールを収めてくれたのが大きかった

今季ここまでのレアル・マドリードでは、FWヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスの若きアタッカーコンビが苦戦気味だ。

ヴィニシウスはここまで3ゴール、ロドリゴは2ゴールとなっており、思うように数字が上がってこない。すっかりチームの顔となっている2人だけに、今のペースはかなり物足りない。

この問題について、レアルでユース部門の指導者も務めてきたアルバロ・ベニート氏はFWカリム・ベンゼマ退団が影響していると語る。

今夏にサウジアラビアへ向かったベンゼマは、2009年から14年にわたってレアルのセンターフォワードを務めてきた。得点力はもちろん、ベンゼマはポストプレイも抜群に上手い選手だ。ヴィニシウスやロドリゴのようなウイングでプレイしてきた選手もそのポストプレイに大いに助けられてきたのだ。

「ゴールやアシストという直接的な貢献以外にも、ベンゼマには相手DFを引きつける能力があり、チームメイトのプレイ選択肢が増えていた。ベンゼマがDFから多くの注目を集めてくれるおかげで、ヴィニシウスもロドリゴもフィールド内を移動するのがずっと楽になったんだ」(『El Larguero』より)。

今季は従来の[4-3-3]システムから[4-3-1-2]に変更されており、ヴィニシウスとロドリゴはトップに入る機会が増えている。これは昨季から大きな変更と言える。

センターフォワードではホセルも加入したが、さすがにベンゼマ級のポストプレイは求められない。これはベンゼマ退団が決まった頃より分かっていたことだが、その穴は思った以上に大きかったようだ。