開幕戦で負傷した司令塔を欠きながらも

プレミアリーグ11試合を終えて、9勝2敗で11節を終えた時点では首位に立ったマンC。

開幕戦でMFケビン・デ・ブライネが負傷離脱、今夏にFWリヤド・マフレズ、MFイルカイ・ギュンドアンというチャンスメイクのできる2人の選手が退団したこともあり、マンCの攻撃陣は不安視されていた。

ストライカーのFWアーリング・ハーランドやFWフリアン・アルバレス、FWフィル・フォーデン、MFベルナルド・シウバといったタレント陣がいるが、攻撃の手綱を握っていたデ・ブライネやギュンドアンの穴は大きいと考えられていた。

しかし、11試合を終えた時点で最多得点と最小失点を記録しており、今シーズンも強さを発揮しているマンC。CLも4連勝で決勝トーナメント進出を決め、試合を経るごとにパフォーマンスは上がりつつある。

そんなマンCで『Who Scored.com』が注目したのは、昨シーズンからの1試合あたりにおけるキーパス数の変化だ。同メディアによると、2019-20プレミアリーグシーズン以降、デ・ブライネ以外のマンCの選手が、1シーズンで1試合平均2本を超えるキーパスを記録したのは1度だけであり、それは2021-22のジャック・グリーリッシュのみだったという。

デ・ブライネのキーパスに頼っていた側面もあったマンCだが、今シーズンはフォーデン、アルバレス、シウバの3人全員が少なくとも1試合あたり2本のキーパスを記録しているという。

マンCにとって絶対的な存在であったデ・ブライネの不在を複数人のカバーで埋めている。デ・ブライネの圧巻のスルーパスがマンCの攻撃の大きな武器だったが、今シーズンはさまざまな選手からチャンスを作り出すことができるように進化している。前節のボーンマス戦では新加入のFWジェレミー・ドクが4アシストを記録するなど、チャンスメイクのできる新加入選手も加わった。

多くの選手がキーパスを記録できるようになった今シーズンの攻撃陣にデ・ブライネが復帰したらまた今までとは違うサッカーを見ることもできるだろう。今シーズンのここまでのマンCは不在のデ・ブライネの影響を大きく感じさせず、多くの選手がチャンスを作り出すことのできるチームへと進化を遂げている。