来夏のEURO2024では複数のイタリア人監督が参戦する

イタリア代表はEURO2020こそ制したが、昨年のワールドカップ・カタール大会出場を逃すなど不安定な時期が続いている。現在のEURO2024予選でも油断できない位置にあり、過去の栄光の時代に比べるとタレント力が著しく低下してしまったとの指摘もある。

ただ、指揮官に関しては次々と興味深い人物が出てきている。このままいけば、来夏のEURO2024に複数のイタリア人指揮官が参戦することになるのだ。

すでに本大会出場を決めたところでは、ハンガリー代表を指揮するのはイタリア人監督のマルコ・ロッシだ。2018年からハンガリーを指揮しており、前回のEURO2020でも印象的な戦いを見せていた。リヴァプールMFドミニク・ショボスライなど実力者もおり、欧州の中堅集団として着実に評価を高めている。

2022年からスロバキア代表を指揮するフランチェスコ・カルツォーナもイタリア人監督だ。16日にはアイスランド代表を4-2で撃破して本大会出場を決めており、スロバキアはこれで3大会連続での本大会出場となる。

まだ就任したばかりだが、トルコ代表は9月よりイタリア人のヴィンチェンツォ・モンテッラが指揮している。監督としてもフィオレンティーナやミランなどイタリアのクラブで仕事をしてきたモンテッラだが、2021年からはトルコのアダナ・デミルスポルで指揮を執っていた。昨季はガラタサライ、フェネルバフチェ、ベシクタシュの国内名門3クラブには敵わなかったが、それでもアダナ・デミルスポルをリーグ4位に導いている。そこでの成績が評価されたのだろう。

そして現在イタリア代表を指揮するのは、昨季ナポリをスクデットに導いたイタリア人監督ルチアーノ・スパレッティだ。スパレッティも世界的に高い評価を受けている指揮官で、イタリア人監督は現代のトレンドの1つと言ってもいいだろう。イタリアは前監督ロベルト・マンチーニが急遽退任することになったため、スパレッティはほとんどぶっつけ本番でEURO予選に臨んでいる。準備期間はかなり少ないが、それでもナポリやローマで見せてきた攻撃的サッカーがフィットすれば面白い。アズーリは来夏のEUROで多くのサッカーファンが見たいと望んでいるチームだ。

クラブシーンではレアル・マドリードを指揮する名将カルロ・アンチェロッティ、インテルをチャンピオンズリーグ決勝に導いたシモーネ・インザーギらがおり、やはり戦術家としては優秀な人物が多いということだろうか。

来年のEURO2024では複数のイタリア人監督にも注目したいところだ。