どちらも20歳にして攻撃の軸

10日(現地時間)、現在ブンデスリーガで首位に立つレヴァークーゼンは、本拠地バイアレーナで2位バイエルン・ミュンヘンと対戦する。優勝争いの山場であるこの試合でひと際注目を集めるのは、レヴァークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツとMFジャマル・ムシアラだろう。
 
ともに弱冠20歳にして既にレヴァークーゼンとバイエルンで攻撃の主軸として活躍するヴィルツとムシアラだが、そのチャンスメイクの方法は異なる。ヴィルツが得意とするのは、ゴールに直結するキラーパス。ブンデスリーガの公式サイトによると、今季ヴィルツが相手の守備ブロックの間でボールを受けてから相手ペナルティエリア内にパスを供給した回数はリーグ2位の349回、その条件下でのパス成功率はリーグ最高の64%に達する。90分間に20回以上の割合で相手にとって危険極まりないパスを供給していて、アシストランキングでも8アシストでリーグ3位につけているヴィルツは、バイエルンが最も警戒すべき選手と言える。
 
一方、ムシアラは相手ペナルティエリア内へのパス供給数は134回でヴィルツの数字の3割程度だが、その代わりにドリブルで違いを生み出している。相手のペナルティエリア付近でボールを受けて、そこからドリブルで敵をかわして自らゴールに迫る動きがムシアラの最大の魅力であり、相手が必死に守備を固めてくるその場面でのドリブル成功率は今季64.4%に達していて、実に3回に2回はドリブルで相手を抜き去っていることになる。今季のリーグ戦の個人成績こそ15試合出場5ゴール2アシストと目立った数字を残せていないが、攻撃に変化を加えられる選手としてムシアラの存在はバイエルンにとって必要不可欠となっている。
 
今後のドイツサッカー界を背負う存在になっていくであろう二人が、リーグ優勝を左右する大一番でどのように競演するのか。そうした目線から見ても、今週末の試合は要注目の対戦カードであることは間違いない。