クロップ時代の栄光を知るレジェンド

2日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第24節でウニオン・ベルリンと対戦し、2-0で勝利した。しかし、この試合では、ベンチ入りしたドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスに出番は回ってこなかった。

ウインターブレイク前まではセンターバックのレギュラーとして健在ぶりを示していたフンメルスだったが、インフルエンザに感染したことで年明けのリーグ戦2試合を欠場してから状況が一変した。DFニコ・シュロッターベックとDFニクラス・ズーレが先発起用されるようになり、代わりにフンメルスは控えに回され、直近のリーグ戦6試合は全て先発落ち。その6試合での出場時間の合計もわずか20分となっている。

フンメルスは、2010-11シーズンと翌2011-12シーズンに元日本代表MF香川真司らとともにブンデスリーガ連覇を達成したクラブの象徴的存在。そのレジェンドについてドルトムントのイヴァン・テルジッチ監督も、「マッツや今日出場しなかった他の選手達も今後数カ月間の中でとても重要な存在になってくる」とウニオン・ベルリン戦後にコメントし、大事な戦力として評価していると強調している。

しかし、現在の状況が続けば今年6月開幕のEURO2024に参加するドイツ代表のメンバーからフンメルスが落選する可能性が出てくる。また、同じく今年6月末で満了となるフンメルスとドルトムントとの契約が延長されるかどうかも、不透明になりつつある。

「フンメルスのことを良く知る人であれば、彼が35歳になった今でもベンチに座ることに怒りを覚えていることが分かるはずだ」とドイツ紙『Bild』はフンメルスの現在の心境を推測しているが、その感じているはずの怒りをバネにして大ベテランはレギュラーポジションを奪い返せるのだろうか。