ブンデス屈指の万能型アタッカー

前節終了時点で3位と今季好調のシュツットガルトにあって、FWデニス・ウンダブは間違いなくその躍進を支える原動力の一人だろう。

ウンダブは、今季開幕前にブライトンから期限付き移籍でシュツットガルトに加入。より多くの出場時間を求めての移籍だったが、結果的にこの決断は正しかったようだ。今季のブンデスリーガでは23試合に出場して15ゴール8アシストを記録。当たり負けしない屈強なフィジカルとテクニックを兼ね備え、自分で得点するだけでなくチャンスメイクもできるウンダブは攻撃に違いを生み出せる存在であり、シュツットガルトでの活躍が認められて3月にはドイツ代表にも初招集された。

ベルギーリーグで得点王のタイトルを獲得した頃の輝きを取り戻したことで、ウンダブの去就がドイツで注目され始めている。ウンダブのレンタル期間は今季終了までとなっていて、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督もアメリカメディア『The Athletic』の取材に対して、「デニス・ウンダブはレンタル期間終了後に戻って来るだろう」と発言している。

一方、シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督は、ブライトンとシュツットガルトが交わしたウンダブとの契約の中に買い取りオプションが含まれていることから、その権利を行使してウンダブを完全移籍で獲得することを望んでいるとドイツ紙『Bild』とのインタビューの中でコメントしている。

「私の中で、彼について異なる二つの意見が存在しているわけではない。彼は絶対的な選手だ」

『Bild』によると、ブライトンとシュツットガルトは早ければ今月中旬頃にもウンダブの買い取り交渉を開始する見込みで、推定2000万ユーロ(約32億円)の買い取り金とウンダブの年俸アップが焦点になるという。