岐阜県美濃市のかき氷店「SEIRYU GORI(せいりゅうごおり)」は、古民家を改装したホテルのラウンジを夏場の週末だけ借りて営業している。地元の特産をふんだんに使った「フルーツ氷」が人気の店だ。

■東京の有名店でかき氷の修行…美濃市にUターンした女性が作るユニークかき氷

 岐阜県美濃市の“うだつの上がる”古い町並み。その一角に夏場の週末、金曜日と土曜日だけ営業しているかき氷店がある。

古民家を改築したホテルのラウンジを間借りし、2021年にオープンした「SEIRYU GORI(せいりゅうごおり)」だ。

男性客: 「いいですね。落ち着くというか、歴史の重みを感じます」 作っているのは、2021年に東京から美濃市にUターンしてきた大谷美穂さん。

東京にいたころ、かき氷店に100回以上通ったという大谷さんは、有名店で修業して地元の美濃市に出店した。

大谷さん: 「美濃市って40度を超えるような夏の暑さになるんですけど、暑い夏にかき氷を振る舞いたいと思って、かき氷屋さんを始めました」  氷は、日によって削り方を変えているという。

大谷さん: 「温度とかその日の湿度によって、氷を削る刃の角度を変えています。今日だと湿度が高いので、氷を厚くして削っています」

定番の人気メニューは、地元産の果物をシロップにしたフルーツ氷だ。隣町、関市洞戸産のキウイで作ったシロップをフワフワの氷にかけた「完熟キウイ」(800円)は、ヨーグルトにハチミツを混ぜて凍らせたソルベを加え、さらに上からキウイの果肉も乗せて完成。

フルーツそのままの味にこだわり、シロップを加熱していないので、果実の美味しさがしっかり残っている。

女性客: 「酸っぱ過ぎず、キウイその物って感じ。めっちゃ美味しいです」  岐阜県産のイチゴ「美濃娘」をぜいたくに使った、「岐阜苺」(800円)も人気だ。

もち米を使ったあられの一種「おいり」をトッピング。

ふわふわの氷と一緒に口の中に入れると独特の食感が楽しめる。

■週替わりでユニークなメニュー…この日はとうもろこし使った“野菜かき氷”

 定番メニューのほかに、週替わりのユニークなかき氷もある。この日は「野菜」のかき氷だ。 女性客: 「野菜がかき氷になるって不思議なんですけど、トウモロコシの優しい甘みがあって、氷もふわふわですごく美味しいです」 岐阜県産の“とうもろこし”がふんだんに使われた「とうもろこし」(950円)。

古民家の雰囲気も味わえる、週末限定のかき氷店は市内観光と合わせて訪れたい店だ。