岐阜県の刀鍛冶が、まるでインテリアのような包丁を作りました。  日本の伝統を今に受け継ぐ岐阜の刀鍛冶が作った、今までにない形のキッチン用品。  カラフルなラインナップが揃う、一見葉っぱの形をしたオブジェのようにも見えるのは「包丁」です。

淺野鍛冶屋の淺野さん: 「家に置いておいても違和感がなく、飾っていてかわいいような包丁を作りたいなと思ってあの形になりました」

 斬新なデザインの包丁を開発したのは、岐阜県羽島市にある「淺野(あさの)鍛冶屋」。

淺野太郎さんは、今や数少ない現役の刀鍛冶。刃物の街・関市で6年間修業し、関で開業。その後、2006年に地元の羽島市へ工房を移転しました。

 刀鍛冶が作る包丁、どれほどの切れ味なんでしょうか。飲食店で料理のプロに使い心地を試してもらうと…。 道南農林水産部栄店の料理人: 「いつもの包丁と感覚が違うので。慣れれば使いやすいかなという感じですね」 最初は感覚の違いに少し戸惑っていましたが、慣れてくると…。 道南農林水産部栄店の料理人: 「千切りの使い心地はいいです。丸みがあるので切りやすいです。切れ味は最高です」

見た目だけでなく切れ味もバツグン。特にある食材をカットする際には実力を発揮するんだそうで…。 淺野鍛冶屋の淺野さん: 「少しだけハーブをかけたり、少しニンニクを刻んだりとか、そういうことを楽しみたいと思う時に手軽に使えるような包丁にしてあります」 パセリのみじん切りなど、細かく刻みたいとき。刃の部分が湾曲しているので、前後に倒しリズミカルに切ることができ、とても便利なんです。

 さらに、アウトドアなど外の持ち運びに便利な専用ケースも。包丁をしまうと本当に葉っぱのようです。

 淺野さんがデザインにこだわった包丁を作ろうと思ったのにはこんな理由が…。 淺野鍛冶屋の淺野さん: 「包丁ってどうしても危ないから、家の部屋の中に隠そうとしちゃうんですよ。手の触れない場所に持っていこうとしちゃう気持ちもすごく分かるんですけど。見ていてもかわいいモノであってほしいし。花を見ていた時に、花びらみたいな刃物があったらキレイだなと思ったのが一番の原点になっています」 花びらにヒントを得て、かわいい包丁の開発に着手。最終的には持ちやすさを重視した「葉っぱ」の形に落ち着きました。色は日本の伝統色、空色(そらいろ)、朱鷺色(ときいろ)、若草色(わかくさいろ)、月白(げっぱく)、向日葵色(ひまわりいろ)の5色。

キッチンにかわいく飾れるよう、木製のスタンドもセットで付いてきます。インテリアにもなる「Happa(はっぱ)」は1枚1万5620円です。