
名古屋駅前の大名古屋ビルヂングに2か月前にオープンした「肉を焼かない焼肉」を謳う店が話題になっています。

店の暖簾には確かに、「肉を焼かない焼き肉」と書いてあります。

テーブルの上にはロースターがあり、店内はどう見ても焼肉店の雰囲気です。

美しい赤身をスタッフが目の前で焼いてくれます。強火で表面を10秒ほど焼くと、外はこんがりと、中はレアに仕上がりました。

石川太信社長: 「お肉を使わずに、お刺身でも食べられるような鮮度の良いお刺身をあぶっていくお店です」 牛肉に見えた赤身は、実はマグロです。

北海道産の天然本マグロを捌き、醤油をつけて焼いていました。これをイクラとウニの丼ぶりに乗せれば、三色丼の完成です。

石川社長: 「少し温度が上がった時に、マグロの味とか甘みが開けるようなところがありまして」 東京・築地で寿司店を営んできた会社の新業態が、この「焼うお いし川 名古屋」です。

石川社長: 「市場なき後の築地の新しい名物になるように、築地生まれの私が、築地発祥の名物をということで考えたのが始まりです」 豊洲に市場が移転した築地を活気づけようと考案し、2カ月前に名古屋に初進出しました。 マグロとウニ、イクラの三色丼は、コース料理で提供されています。 石川太信社長: 「焼き肉にはなかった優しい味わいというか、そういったものも楽しんでいただきたい」