三重県伊賀市のうどん店では、ロシアの軍事侵攻で戦火が続くウクライナから避難してきた女性も参加してのチャリティーイベントが開かれています。

 ウクライナから伊賀市の実家に避難してきた浅井絵利香さん(36)。29日は近所にあるうどん店で、伝統的な刺繍を施した手作りのヘアゴムなどをチャリティー販売しました。

 浅井さんは3月、2歳と4歳の娘とともに首都・キーウから実家のある伊賀市へ避難してきました。ウクライナ人の夫(37)は今も国に残り、家族は離れ離れのままです。

浅井さん:
「(夫が電話で)『大丈夫、心配しないでいいよ。街も大丈夫になってきたからね』って言えば言うほど、(娘たちは)『じゃあなんで帰れないんだろう?』と本人たちは不思議に思っているようで。『帰りたい』と言っているし」

 浅井さんのことを知ったうどん店の店主は…。

うどん店の店主:
「道端で浅井さんに出会って、話を聞いていたら涙が出てくるんですよ。GW遊びだけでやってたらあかんわと思って、急きょ思いついたのが射的と」

 できる支援をしようと、1回200円で遊べる射的ゲームを作り、売上をウクライナへ寄付することにしました。

浅井さん:
「伊賀の方ってすごく親切な方が多くて。今回も池澤さんに声をかけてもらったりとか、街の人たちにもいろんな方に声をかけていただいて、すごく私も心強いし、すごくうれしいなって思っています。支援もウクライナの人たちに届いていて、本当に皆さんありがとうございます」

 戦禍を逃れた家族を思いやる、城下町のささやかな支援の輪。チャリティーイベントは5月5日まで開かれ、3日には浅井さんも再び店を訪れ、支援を呼びかける予定です。