将棋の藤井聡太五冠は15日、新潟県新潟市で永瀬拓矢王座との棋聖戦第2局に臨んでいます。第1局は黒星スタート、粘り強い「軍曹」を相手に巻き返しなるでしょうか。

 新潟市の旅館で始まった棋聖戦五番勝負の第2局。棋聖のタイトルを持つ藤井聡太五冠、開幕局では研究仲間として知られる永瀬拓矢王座に敗れ、黒星スタートとなりました。

 先手は永瀬王座、戦型は第1局で大事な一勝をつかんだ「角換わり」でした。

 6月3日に行われた棋聖戦の開幕局。「軍曹」の異名を持つ永瀬王座は、粘り強い棋風が特徴。第1局では同じ局面が4回現れる千日手となり指し直しに。2度の千日手がタイトル戦で現れるのは、実に20年ぶりのことでした。

 大熱戦の末、終局したのは午後9時42分。藤井五冠のタイトル戦連勝記録は13でストップ。一方、永瀬王座は藤井五冠に直近で3連勝となり、さらに2022年度の成績は7勝0敗と負けなしです。

永瀬王座:
「五番勝負は3勝で1勝(タイトル獲得)なので、この段階で有利なのかどうか、ただ損はしていないのかなという気はするんですけど」

藤井五冠:
「第1局は敗れてしまって、第2局は後手番ということで、結構厳しいスタートになってしまったなと思っているけど、立て直せるように頑張りたいと思います」

 巻き返しか、タイトル奪取に王手か…。今後を左右する重要な一局。15日は開始15分でAIが千日手を読む場面も。

 千日手は避けられましたが、藤井五冠が序盤から持ち時間を大きく使う展開となり、昼食休憩に突入。

 藤井五冠の「握りずし」に対し、永瀬王座は長期戦に備えたのか「うな重」に加え、いちごのカップケーキにアイスコーヒー、抹茶も注文しました。

 またしても体力勝負が予想されそうな第2局。現在は終盤戦の入口で、藤井五冠がやや有利に。夜までに終局する見通しです。