史上最強クラスで日本列島を縦断した台風14号では、東海3県でも、強風によるケガ人が出るなどの被害が出ました。一夜明けた20日、交通や学校の現場に影響が出ていました。  強風による被害が相次いだ東海3県。名古屋市中区では、高さ10メートルほどもある街路樹が相次いで倒れました。

 台風14号は、19日夜遅くから20日未明にかけ東海3県に最接近。名古屋駅前では、ビルの看板が外れかけているのが見つかり、警察や消防が出動する騒ぎに。

 また、近くの信号交差点では、強風の影響で停電し信号が消えていました。

 強風による被害は各地で相次ぎ、東海3県では風にあおられて転倒するなど、あわせて11人がケガをしました。  一夜明け、岐阜市では…。 (リポート) 「強風の影響でしょうか、繊維問屋街にある古いビルの外壁が剥がれ落ちて、道に落ちています」

JR岐阜駅近くで、ビルの外壁が落下。停まっていた軽自動車に直撃しました。

車の所有者: 「びっくりやね。あんな大きいやつが落ちてくるとゾッとするわね」 近所で働く男性: 「人に当たった時に一番怖いと思うんですよね。今回はまだ車と、向こうも当たったのが直接じゃなかったので、当たっちゃうと死んじゃうのでそれが一番怖いですね」  名古屋市中区では、ガラスが割れてむき出しになった照明がありました。目撃者によると、風にあおられた街路樹が折れ、照明に直撃したといいます。

 岐阜県郡上市では、郡上八幡城の駐車場近くで松の木が折れているのが見つかりました。 郡上八幡産業振興公社の担当者: 「(気付いたのは)今朝でございます。朝8時ちょっと前ぐらいに来たときには、すでに折れていましたね。10m以上はあると思います。こんな大きな松が折れるのかとびっくりしましたけど。(昨夜から)風が強かったので、心配ではありましたけども」

 今回の台風が大きな影響を及ぼしたのが鉄道です。JR在来線は、全線で20日も始発から運転見合わせとなりました。

午前9時前から順次運転を再開しましたが、ダイヤの乱れが続きました。 面接へ向かう学生: 「いやぁ、きょう就職面接なんですよ。めっちゃ焦ってます。10時に大高。今から地下鉄で行こうかなと」 出勤する会社員: 「9時20分発で20分くらい遅延したので、動いたのが40分くらいになりました。間に合わなかったんですけど、早めに動いてよかった」 夜勤明けの会社員: 「夜勤終わりなのでこれから家に帰るところです。やっと動き出したなという感じで、もうすぐにでも家に帰りたいという気持ちです」  子供達が楽しみにしていた行事にも影響が出ています。岐阜県飛騨市の古川中学校では、20日から2泊3日の日程で、大阪と広島に「修学旅行」に向かう予定でした。

20日朝にかけて飛騨地方には、暴風や大雨警報が出され、行き先の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」も台風の影響で20日は閉園に。 開催が危ぶまれていましたが、午前6時半の予定だった出発時間を4時間遅らせ、なんとか修学旅行に向かえることになりました。 楽しみにしていた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は、20日の閉園に伴い一旦は中止になりましたが、急きょ3日目のスケジュールに組み込まれました。

生徒: 「昨日の夜ぐらいにUSJに行けると聞いてすごい嬉しかったし、先生たちも予定を頑張って組んでくださって感謝もすごくあります」 別の生徒: 「最初行けないのかなと思っていたんですけど、先生たちが『何としてでも行く』と言っていたので、すごく嬉しかったのでよかったです」  三重県南部では19日夜、大雨や強風が襲い、農作物への被害も心配されましたが、20日朝に御浜町の温州ミカン農家を訪ねると…。 ミカン農家: 「心配でした。風があんまり吹くと木が折れたりとか倒れたりとか。思ったよりはひどいことはなかった」

大きな被害はなく、収穫時期を迎えた温州ミカンは、しっかりと樹に残っていました。