新規感染者が増加傾向の中、オミクロン株に対応したコロナワクチンの大規模接種が名古屋で始まりました。4歳以下の子供へのワクチン接種も11月から始まり、「第8波」への備えが進められています。  11日、名古屋市緑区の「イオンタウン有松」に開設された、名古屋市の大規模接種会場。使われているのは、モデルナ社製のオミクロン株対応ワクチンです。

 接種は事前予約制で1日最大1120人。初日は予約で埋まり、4回目接種を中心に多くの人が訪れていました。  またも増加し始めた新規感染者数。聞こえ始める「第8波」の足音を警戒してか、13日までの予約はすでに埋まっているというこの大規模接種会場。名古屋市は今後、「サンシャイン栄」などでも順次開設する予定です。  接種が進むのは大人だけではありません。名古屋市でも始まった、生後6か月から4歳の子供を対象にしたワクチン接種。接種は努力義務ですが、守山区のクリニックでは11日、1歳半と4歳の子供が接種に来ていました。

4歳の男の子の母親: 「第8波もきているので、子供だけ打てなくていつも気になっていたので、すぐに打ちに来ました」 1歳半の女の子の母親: 「打たないリスクよりも、打って備えていた方が安心感があるので」  一方で、感染しても重症化はしづらいといわれていた幼い子供のコロナ。接種の必要性について、専門医の見解は…。

愛知県がんセンター病院の伊東医師: 「(第7波から乳幼児に)重症例が確認されたり、特にもともと持病がない乳幼児でも死亡する症例がありました。(第8波も)かなりの感染者数がでる可能性がありますので、乳幼児の重症化の予防であったり死亡を予防するという意味合いでは、ワクチン接種が推奨される」  重症化の予防には「接種が推奨される」といいます。ただ、インフルエンザワクチンを除く他のワクチンとの同時接種はできないため、2週間以上の間隔を空けて接種のスケジュールを組む必要があります。

 心配なのは幼い体への「副反応」ですが、伊東医師は「大きな心配はない」と指摘します。 愛知県がんセンター病院の伊東医師: 「安全性に重大な懸念は認められないと国の方で判断されています。子供はワクチンを接種しても、意外と熱が出たりすることが大人よりも少なくて」  あくまで「努力義務」となっている幼い子供のワクチン接種。判断は家庭によっても分かれますが、伊東医師は家族全員を守ることにも繋がると話します。 愛知県がんセンター病院の伊東医師: 「(子供が感染して)親が発症して仕事に出れなくなる、医療現場に出れなくなるみたいなことは本当に日常的に起こっています。(ワクチン接種は)お子さんを守るという意味合いもあるんですけれども、子供だけじゃなくて周りの家族を守るという意味合いもあります」