新型コロナの感染者増加の傾向が続いていますが、愛知県は21日から確保病床のフェーズを引き上げ、病床数をこれまでの1.3倍に増やしました。そんな中、現場の医療機関にも感染拡大の影響が出始めています。

 名古屋駅近くにある検査センター。愛知県在住であれば、PCR検査や抗原検査を誰でも無料で受けられます。

 10月は「全国旅行支援」を利用するため検査を求める人が多かったといいますが、11月に入り状況が変わってきたようで…。

抗原検査利用者(30):
「週末に同僚から陽性が出た。こうする(検査)しかないなと思って飛び込みました」

抗原検査利用者(62):
「(職場で)濃厚接触で退勤になったので。(今月の職場の陽性者は)3分の1くらいかな」

 コロナ感染「第8波」を受け、濃厚接触者や感染を心配する人の利用が急増。10月は1日当たり100人程度だったのが、11月に入り200人以上と倍増しました。

愛知PCR検査センター名駅店の担当者:
「少し陽性の方が増えてきている。(陽性者)2〜3倍には徐々に増えてきているかなというところで」

 感染者の波が止まらない愛知県。21日から病床確保に関するフェーズを1段階引き上げて「2」とし、感染者向けの病床がこれまでのおよそ1.3倍の1690床となりました。

 そんな中、コロナ患者を受け入れる最前線の医療機関は…。

岩田副院長:
「こっちの陽性エリアを、どんどん陽性者が入ってきても大丈夫なようなエリアにしてきて」

 豊明市の藤田医科大学病院。もともと54のコロナ病床を確保していますが、普段空いているところは、一般患者の病床として使用しています。

 フェーズの移行で確保病床の数を増やすなどの対応は取っていませんが、既に感染者急増の影響が出始めています。

岩田副院長:
「金曜日から6人入っているんですよ。結構ペースが増えてきたなという感じ」

 この週末にかけ急増し、21日時点で11〜95歳の患者18人が入院。男性用の病室が埋まってしまいました。

 そこで、一般患者用として利用していた確保病床4床をコロナ患者用へと変更するため、ビニールシートや衝立でエリアを新たに区切るなどの対策がとられていました。

 年末にかけ更に広がりそうな感染の「第8波」。岩田副院長が今一番懸念していることは…。

岩田副院長:
「職員が、先週はコロナの関係で出勤できない人が34名だったのが、今朝の時点で44名とどんどん増えてきている。感染力が強い以上は、多くの人が感染するだろう。その中で通常の医療をどういう風に維持していくかを考えなきゃいけない」