20日から名古屋市周辺に出没している2頭のイノシシ。22日はその姿を見せていませんが、21日までに「目撃した」と通報があった地域では心配する声が上がっていました。  名古屋市東区の「やだ保育園」。保護者が園児を送り届けるいつもの朝のように見えますが、不安と隣り合わせでした。

保護者: 「(子供を)抱きかかえて歩かせるようにした方がいいかなと思います。急に出てきたら怖いので」 別の保護者: 「できれば穏便に山に返してあげられるといいなと思います」  保護者の不安のタネは、20日に名古屋市守山区の矢田川河川敷に出没した2頭のイノシシ。

警察官が拳銃を構えて追い払う事態となりましたが…。

その後、北区や東区などでも相次いで確認されました。

21日は東区矢田3丁目の木ヶ崎公園でも目撃され、一時立ち入り禁止に。

 やだ保育園は、その木ヶ崎公園から300メートルほどの距離。イノシシとの遭遇を避けるため、22日は園の外での散歩などは中止に。園庭で元気に遊んでいました。 やだ保育園の保育士: 「どうしてここに来ちゃったのかなって。今はまだその後の情報がないので、心配はしているんですけど」  警察によると、22日までに入ったイノシシを目撃したという通報は25件。21日夜7時ごろ、尾張旭市大塚町の矢田川付近で2頭を見たという通報を最後に、行方がわからなくなっています。

東区の木ヶ崎公園では午前11時ごろ、名古屋市の職員がイノシシがいないことを確認し、立ち入り禁止の規制を解除。注意喚起は続けるものの、公園の利用はできるようになりました。ほとんど利用者はいませんが、公園の中を歩いてみると…。 (リポート) 「たくさん落ちています、ドングリです。もしかしてイノシシはこれを食べに来ていたのでしょうか」

 名古屋市は地元猟友会と連携し、次に姿を現した場合に備えた準備を始めました。捕獲には銃や麻酔などは使わず、大きな網を使う予定だということです。