便秘で県の病院受診…“基準の15倍量の下剤”処方されたダウン症患者が死亡 県が損害賠償に向けた手続きへ
医療事故があったのは愛知県医療療育総合センター中央病院で、2021年5月、ダウン症患者で小牧市の男性(当時36)が便秘の症状で外来を受診した際、基準の15倍の量の下剤を処方しました。
男性はその後自宅で容態が悪化し、翌日に入院しましたが死亡しました。
県によりますと薬を処方する際、経過観察の方法などの説明が不十分だったことや、入院後にバイタルサインの測定が適切に行われなかったことなどが原因で死亡につながったということです。
県は損害賠償に向けた手続きを進めることにしています。