中部電力は2023年度着手予定だった「浜岡原発」1号機と2号機の原子炉解体を1年程度延期すると発表しました。

 廃炉が決まっている浜岡原発1号機と2号機では現在、排気筒やタービンなど原子炉周辺の解体が進められていて、2023年度からは原子炉の解体に着手する計画でした。

 こうした中、中部電力は13日、原子炉の安全で効果的な解体方法や、解体時に出る放射性廃棄物を可能な限り減らす方法の検討のため、原子炉の解体を1年程度延期すると発表しました。

 すでに原子力規制委員会や静岡県への申請・報告は済ませています。

 廃炉計画は2036年度での完了を予定していますが、中部電力は「廃炉の全体計画に影響はない」としています。