名古屋市立の幼稚園は16日、卒園式を迎えました。3年ぶりに「マスク無し」での実施となり、笑顔を見せ合っての巣立ちとなりました。  名古屋市東区の第一幼稚園。卒園する園児や保護者、職員など合わせて100人余りが出席して卒園式が行われました。 「園児と職員はマスクを外すことを基本とする」との市教委の通達で、保護者以外は3年ぶりに、マスク無しでの卒園式となりました。 保護者: 「本当に感極まりました。あーもう通わないんだと思って」 卒園児: 「楽しかった。(マスクは)ない方がいい。みんなの顔見られるから」 別の卒園児: 「マスクちょっとじゃまな時があった。(小学校では)お友達と一緒に遊ぶのとか、一緒に勉強するのが楽しみ」 別の保護者: 「ちょうど入園した時に引っ越してきたんですよね。いきなり出鼻をくじかれたというか。途中で休園になったりとか、なかなか(生活の)リズムができづらくて、色々戸惑いはありました」  卒園したのは2020年の春に入園した園児たち。当初から「マスク生活」だったうえ、緊急事態宣言により2カ月に渡る休園も経験するなど、新型コロナの渦中で過ごした3年間でした。 保護者: 「コロナの3年だったから。今日本当に初めて子供のマスク外した顔がみんな揃ったので、良かったなって思ってます」 別の保護者: 「(マスクを)取れる日がくるとは思わなったから。ホッとしたというか、良かったなと思います」  親子遠足や餅つきなど中止になった行事も多くありましたが、幼稚園生活最後の一大イベントの卒園式は、お互いの素顔を見せ合い、笑顔で締めくくることができました。 保護者: 「ようやく(コロナ禍が)明けたのかなって。これからマスクをしなくても済む生活ができるんだって。これでようやくみんなの顔が分かるから。(小学校では)色々と交流も深めていけたらなって思います」