将棋の藤井聡太五冠の活躍を受け、新たに名古屋市中村区に誕生する将棋対局場で、13日は畳が敷かれ、完成に向けた準備が進められました。

(リポート)
「名古屋の街を見下ろせる地上25階の部屋に、新たに対局場が生まれます」

 常設の対局場として、東京と大阪以外では初めてとなる「名古屋将棋対局場」。場所は名古屋駅前のミッドランドスクエア地上25階にある、トヨタ自動車の会議室です。

 13日朝から日本将棋連盟立ち合いのもと、6月20日の完成を目指し、会場の土台作りなどが進められていきました。

 畳が1枚1枚敷き詰められると、その上には5枚の銀屏風、対局場の雰囲気が一層増してきました。

 畳は全部で85枚、こちらでは同時に7局まで行うことができるそうです。

日本将棋連盟の担当者:
「(会場に)畳を実際に引き込んでいくと、やっぱりそれらしい雰囲気になってきましたので、東海・中京地区の拠点ができたということでですね、将棋の普及的な側面でも、だいぶ波及効果もあると思います」

 こけら落としを迎えるのは6月22日。この日「順位戦A級」で登場するのが、愛知県瀬戸市出身の藤井五冠です。

 11日土曜日に訪れていたのは、名古屋市東区の老舗料亭「か茂免」。5月に8大タイトルの1つ「叡王」の五番勝負で、出口若武六段を相手に開幕3連勝で初防衛に成功。

 この料亭は「幻の第4局」の会場で、代わりに藤井五冠の叡王初防衛を祝う、祝賀会が開かれました。

藤井五冠:
「こちらの『か茂免』様では、前期の(叡王戦)五番勝負第3局で対局させていただいたんですけれども、ちょうどこのお部屋が確か対局室だったかと思うんですが、昼食にいただいた(か茂免名物)『ぽんきし』もとてもおいしかったことをよく覚えています」

 また名古屋将棋対局場の完成について、藤井五冠も心待ちにしているようです。

藤井五冠:
「非常に嬉しく思いますし、また対局場がどのような感じなのかまだ知らないんですけども、それに関しても非常に楽しみにしています」

 藤井五冠は6月22日に「順位戦A級」で佐藤康光九段と対局します。