
愛知県新城市の少人数小学校で、1人だけの卒業式が行われました。この小学校で学ぶことを希望し、他の校区から転入してきた卒業生は、晴れやかに「幸せだった」と振り返りました。 20日、新城市の鳳来東小学校で行われた卒業式。全校児童は10人、卒業生は1人です。 今泉颯斗君は、少人数での教育を希望する児童が他の校区から通える「特認校制度」を活用し、3年生の時に転入しました。今泉君がこの制度初の卒業生です。 自宅から学校まではおよそ25キロ。4年間、電車や家族の車で40分ほどかけて毎日通った学校で、健やかに成長したようです。 今泉くん: 「みんなが話しかけてきてくれたおかげで仲良くなることができました。人数がとても少ないですが、この学校で過ごすことができて幸せでした」 母親: 「すごく成長したなと思います。色んな体験をさせてもらうことができたというのは、すごく大きかった。こちら(特認校)を選んでよかったなと思っています」