2000年に1号店、名古屋に豚骨ラーメンを広めた草分け的な存在の『一番軒』が新店舗をオープンしました。ちゃんぽんの専門店「ちゃんぽんイチバンケン」です。

 ちゃんぽんといえば野菜ですが、キャベツ、もやし、にんじん、玉ねぎ、キクラゲなど、全て国産で揃えた野菜が7種類。

 本来、長崎県のちゃんぽんは鶏がらベースですが、「ちゃんぽんイチバンケン」では豚骨100%のスープを使用することで濃厚な味わいになっています。

 北海道産小麦を使った中太麺を入れ、1分半煮込めば完成です。

(リポート) 「スープは濃厚な豚骨スープなんですけれども、野菜が入っているのであっさりしておいしいです」  豆板醤や豆味噌を使って辛みを演出した「濃厚月見辛ちゃんぽん」も人気で、コクと旨味が特徴の大分産の高級卵「蘭王」を途中で絡めれば、まろやかさがプラスされます。

男性客: 「いつも食べているので一番軒さんには馴染みがあって。濃厚だけどあっさりも食べられるし、好きな味です」 三木規翔社長: 「野菜を食べてもらいたい。健康志向が高まっている中で『ラーメンって不健康じゃないの?』というところを脱出したい」  国が定める1日の野菜摂取量は350グラムですが、イチバンケンのちゃんぽんは300グラムの野菜が取れます。従来の一番軒が男性客が約7割なのに対して、イチバンケンでは女性客が約半分で、ヘルシーさが女性に人気のようです。

女性客: 「野菜がもりもりなのでおいしいです」 三木規翔社長: 「おいしくて体に優しいものを食べたいという人たちに来ていただきたい」