FIFAワールドカップで23日、日本は強豪・ドイツ相手に2対1で歴史的勝利を飾りました。三重県菰野町出身の浅野拓磨選手が決勝ゴール。この大金星に東海3県の各地も熱狂しました。  4年に1度、サッカーの祭典「ワールドカップ」。 (リポート) 「キックオフまであと30分、名古屋のスポーツバーにはすでに多くのサポーターが集まっています」 “サムライブルー”に灯った「中部電力MIRAITOWER」のふもと、名古屋市中区栄のスポーツバー「スポーツファンの溜まりBAR」。

コロナ対策もあって完全予約制で、1階・2階あわせて80人あまりのチケットは完売、予約席は野外にまで…。 サポーター: 「雨も降ってるんで寒いっす」 室内から、寒空の下から…およそ8000キロ離れたカタールに声援を送ります。

 三重県四日市市のバー「Hvala(フバラ)」では…。 浅野選手の兄・将輝さん: 「とりあえずドイツをぶち破ってもらって、輝いてほしいなと思っています」 店長を務めるのは、菰野町出身の浅野拓磨選手(28)の3つ上の兄・将輝さん(31)です。

地元の幼馴染などが集まり、お酒を作りながら試合を見守ります。 浅野選手の知人: 「拓磨君が小学生の時にかくれんぼを一緒にしました。その時から足が速かったかな」  町野修斗選手(23)の地元・三重県伊賀市では、中学時代に指導していたコーチなどが、食い入るようにテレビを見つめていました。 中学時代に町野選手を指導した三浦さん: 「(町野選手には)ぜひゴールと忍者ポーズを世界に発信してほしいと思います」

 日本代表への声援は、サッカーとは無縁の競馬場からも…。 (リポート) 「パブリックビューイングがパドック内の大型モニターで見られるんです」 レース終了後の愛知県弥富市の「名古屋競馬場」。パドックの中に大型モニターを設置しますが、厩舎にいる馬たちがびっくりしてしまわないように、大声や鳴り物での応援は禁止。

サポーター: 「町野修斗選手は高校の一つ上の先輩で良くしてもらっていたので。しっかりユニホームを買って応援したいなって」  そして、運命のキックオフ。東海3県にゆかりのある、浅野選手、町野選手、名古屋グランパスの相馬勇紀選手はベンチスタートです。 強豪ドイツ相手に先制点を奪いたい日本は前半8分。フォワードの前田選手が鮮やかにゴールネットを揺らしますが、オフサイドでノーゴールに。 その後はドイツの高さやボール支配力に圧倒され、なかなか攻撃の糸口がつかめません。すると前半30分、ドイツにPKを献上。1点ビハインドで前半を折り返しました。

サポーター: 「絶対逆転します、見てください!絶対日本勝ちます!」 別のサポーター: 「後半から三苫選手が来ると思うので、三苫選手の突破を期待します」  後半、攻撃メインの布陣に変更した日本。すると…。 (リポート・四日市のバー「Hvala」) 「浅野選手がアップしているという情報が入り、盛り上がりました」 浅野選手の兄・将輝さん: 「とりあえず1点入れられて、拓磨が2点入れるか、拓磨が決勝点を入れるかというチャンスをいつも虎視眈々と狙っています。拓磨、頑張って!」 そして後半12分、浅野選手がピッチへ。投入直後からドイツゴールを脅かします。 後半30分、ついに歓喜の瞬間が…。途中出場の堂安選手が、起死回生の同点ゴール。

そして後半38分、浅野選手が右足を振りぬき逆転ゴール。代名詞「ジャガーポーズ」を世界に見せつけました。

浅野選手の兄・将輝さん: 「めちゃくちゃ電話かかってきてる!オカンがLINEで『ギャー!』言っとったで」 その後、強豪ドイツの猛攻を退けた日本代表。2対1の大金星をあげ、目標のベスト8まで最高のスタートを切りました。

 ワールドカップ初出場の浅野選手が日本の救世主に。 浅野選手(試合後): 「このために4年前から準備してましたし。1日も今日の日のために妥協したこともなかったので、それがしっかり結果に出て良かったかなと思います。これでグループリーグ突破できなかったら何も意味ないので、しっかりそのために準備していきたいと思います」 サポーター: 「ドイツだよ相手!よく耐えてくれました!」 別のサポーター: 「歴史的瞬間!歴史的勝利!しゃあー!!」 また別のサポーター: 「明日休みにしてください!明日祝日にしてください!」 浅野選手の知人: 「拓磨君、カッコよかったです」

浅野選手の兄・将輝さん: 「お疲れ!拓磨も結構、前回(大会)もいろいろあって出られへんかったもんで、子供の頃からの夢が叶ってよかったなと思います、おめでとう!次の試合も頼むわ!」