
FIFAワールドカップカタール大会で活躍した日本代表・浅野拓磨選手の着用したユニフォームが、地元・三重県に“凱旋”しました。 三重県四日市市にある高級食パン専門店「朝のらしさ」には、11日朝も食パンを求める客が訪れていました。

店のオーナーは、FIFAワールドカップカタール大会の日本代表・浅野拓磨選手(28)です。グループステージ・ドイツ戦で決勝ゴールを決め、「ドーハの歓喜」の立役者になりました。

店では客からの要望を受け、浅野選手がカタール大会で着用した日の丸のユニフォームの展示を始めました。

(リポート) 「胸のあたりに注目してみると、対戦国のドイツと、試合があった日付がプリントされています」

浅野選手が劇的ゴールを決めたドイツ戦の記憶を呼び起こすユニフォームに、パンを買いに来た客も大喜びです。 男性客: 「わざわざ春日井から(来ました)。いいですね、最高ですね」 女性客: 「ずっと応援していたので。テレビで見るよりすごく小さいなと思いました。ユニフォームも華奢だなと思いました」 浅野選手は年末年始に実家のある菰野町に帰省し、食パン店の店長でもある兄・晃平さんに、カタールでの代表生活について話してくれたそうです。

兄の晃平さん(29): 「前田(大然)選手とすごく仲がいいというのは聞きました。めちゃめちゃ優しくていい人だと聞いています」 クロアチア戦でゴールを決めた前田大然選手との親交を深めたようです。家族とリラックスした時間を過ごし、英気を養いました。 兄の晃平さん(29): 「(長男が経営する)スポーツバーで一緒に過ごしました。食事したりカラオケしたり。(浅野選手が歌っていたのは)今の歌、流行りの…題名とかアーティストとかはちょっと分からない。(浅野選手は)気持ちのこもった歌声を聞かせてくれます」

浅野選手のユニフォーム展示は、2週間ごとに他の試合で着たものにも入れ替える予定です。