
3月に開幕する、95回目の記念大会となる春のセンバツ高校野球。東海3県からは、史上最多6回目の優勝を目指す愛知の東邦高校と、岐阜の大垣日大高校が選ばれました。 学校の教室に集まったのは愛知の東邦ナイン。固唾を飲んで見守る先に映されたのは、出場校が発表される生配信の様子です。

午後3時50分すぎ、その時が訪れました。 <選考委員会> 「東海地区は東邦高校」 4年ぶり31回目の出場が決まり、マーチングバンド部も祝福に駆け付けました。

東邦高校の山田監督: 「まず1つ目標はクリアしたと思うけど、これがゴールではないので、全国制覇に向けてまたイチからがんばってやろう」 チームの中心は、中日ドラゴンズ・石川昂弥選手の弟で、キャプテンの石川瑛貴選手です。4番として打線の主軸を務めながらチームを引っ張ります。

前回優勝したのは、兄・昂弥選手がキャプテンを務めた4年前の2019年で、今回過去最多6回目の優勝を狙います。 石川瑛貴主将: 「全国制覇を毎年目指してやってきているので、自分たちにはそのチャンスがあるので、全国制覇を目指してやっていきたいと思います」

もう1校は、東邦高校でも長く監督を務めた名将・阪口慶三監督が指揮を執る、岐阜の大垣日大高校で、2年連続5回目のセンバツ出場です。

最速143キロのエース・山田渓太投手を中心に、それぞれタイプの違う3人の投手陣が自慢です。内野手を中心とした堅い守りで日本一を目指します。

山田渓太投手: 「今年はエースとしての自覚もあるので、自分がチームを引っ張っていけたらいいなと思います。1勝とはいわず、もちろん優勝を狙って頑張ります」