2月1日、プロ野球の各チームがキャンプに入りました。最下位からの巻き返しを目指す中日ドラゴンズの立浪監督は「大きく変わる」と宣言しました。  最高気温22度、練習にうってつけの気候の中、ドラゴンズの沖縄キャンプが始まりました。Agreスタジアム北谷には、新選手会長の柳投手をはじめとする選手たちが、胸の番号を赤くした新しいデザインのユニホームに身を包んで勢ぞろい。

 勝負の2年目を迎える立浪監督が、ファンへ決意を語りました。 立浪監督: 「今年は大きく変わる年だと思っております。必ず結果を出して皆さんに良い報告ができるように、頑張っていきたいと思っております」

 最下位からの巻き返しに向けて、新戦力に期待がかかります。  早速ブルペンに入ったのは、楽天イーグルスからトレードで入団した、ベテラン・涌井秀章投手で、ドラゴンズのユニホーム姿を初披露です。

 フォームを確認しながら17球、丁寧に投げ込みを行いました。 涌井投手: 「初日ということで、どんな感じかなという確認で(ブルペンに)入りました」

 自身のユニホーム姿について尋ねました。 涌井投手: 「(他の選手に)まずは似合うかどうか聞いて、『似合いませんよ』なんて言えるわけないじゃないですか。柳くらいですかね、『やっぱりちょっと違和感ありますね』って」

 野手の新戦力はメジャー通算41発のアキーノ選手。

 柵越えこそありませんでしたが、49スイング中ヒット性の打球が15本と、鋭い当たりを放っていました。

 ルーキーでは、ドラフト2位の村松開人選手と6位の田中幹也選手の内野手2人が、ノックで軽快な動きを披露。

 立浪監督自らがアドバイスを送る場面もあり、阿部選手・京田選手が抜けた二遊間に若竜の活躍が期待されます。

 二軍キャンプ地では、ドラフト1位・沖縄大学の仲地礼亜投手がブルペン入りしました。

 読谷村の出身ということもあり、のぼり旗で写真を撮るファンの姿も見られました。

仲地投手: 「キャンプに来たという気持ちで来たので、地元に帰って来た感覚はあまりなかったですね。ユニホームを着てやるので気が引き締まりました」  今シーズン先発に転向する根尾昂投手も、変化球を交えながら力強い投球を披露しました。

 立浪監督は、厳しいチーム内の競争となるキャンプを通じて、選手の成長に期待を寄せています。 立浪監督: 「2年目が今日からスタートするんですけども、とにかくこのキャンプでしっかりと選手は自覚を持って1カ月追い込んで、シーズンに自信を持って戦えるような、そういう1カ月にしたいと思っております」