今年3月、京都府向日市に、オルゴールやからくり人形を紹介する文化施設「永守コレクションギャラリー」がオープンした。

繊細で、優しく、温かい。そんなオルゴールの音色。

「永守コレクションギャラリー」 は、オルゴールを通じて豊かな感性を育むことを目的に開設されたギャラリーで、ニデック創業者の永守重信氏が代表を務め、建築家・安藤忠雄氏や指揮者・佐渡 裕氏らが理事を務める永守文化記念財団が運営する。

永守ギャラリーの内観

ギャラリーでは、1850年代のスイス製オルゴールの分解展示や貴重な資料を用いてオルゴールの種類や歴史の紹介、からくり人形の展示のほか、オルゴールや蓄音機、自動演奏ピアノなどの音色を生で楽しむことができる。

永守ギャラリーの内観

実はオルゴールの仕組みには、ものづくりのエッセンスが詰まっており、その技術は現代の最先端のテクノロジーに進化し、様々な産業分野で応用されている。「音」を楽しむだけでなく、「機械」「ものづくり」といった視点でオルゴールを知るのも、また面白い。

オルゴールの修理

1日3回行われるガイドツアーでは、オルゴールの歴史や仕組みを詳しく教えてもらえるので、オルゴールになじみのない人も気軽に参加するのがおすすめ。新たな文化施設で、知的好奇心を満たしてみては。

来館は事前に予約が必要なので、公式ホームページをチェック。

スポット名永守コレクションギャラリー
入館料無料
時間10:00〜16:00 ※来館は要予約。予約はこちら
ギャラリーガイドツアー時間(各回60分)
10:30〜、13:00〜、15:00〜
休館日水・土・日曜、祝祭日、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始。展示替えによる臨時休館あり。
アクセス阪急東向日駅下車 約15分
住所向日市森本町東ノ口1−1ニデックパーク【MAP】
URLhttps://nagamori-gallery.org/