町田市中町1の市児童館「子どもセンターまあち」に17日、軽食や飲み物を提供するカフェがオープン、地元の小学生や親子連れでにぎわった。地方自治体の児童館内に飲食店を併設する例は全国でも珍しいという。 (栗原淳)

 開店したカフェは「Hug Entrance(ハグ エントランス)」(渋谷区)が運営し、ジュースやソフトクリーム、ハンバーガー、丼ものなど40品をそろえる。セルフサービス方式で、客は店頭で食事を受け取り、音楽スタジオなど一部を除き館内で自由に食べることができる。

 「まあち」は昨年4月に開設し、市内5カ所ある児童館で最多の年間12万人が利用する。1階に調理施設を設け、利用者向けに飲食のサービスを提供する業者を公募。子どもの遊び場を備え、親たちが集いやすく配慮した「親子カフェ」を各地で展開する同社と5年間の賃貸借契約を結んだ。

 市は「まあち」が町田駅にも近く、地区住民以外の子や家族連れなどの利用も見込まれることから、店舗の採算に合うと判断。賃貸収入も期待できるため、飲食店の誘致を進めていた。

 市と店は今後、地場産の野菜を食材に取り入れたり、子どもたちと商品を共同で開発するなどし、連携を深めたいとしている。

 2歳と3カ月の娘2人を連れて遊びに来た市内の太宰麻衣那(まいな)さん(27)は「やっぱりお店のポテトフライはおいしい。お弁当の準備をせずに済むので楽になりそう」と喜んでいた。