西新宿の高層ビル脇に新たなオブジェが登場し、20日に除幕式が開かれた。4メートル近い巨大な手のピースサイン。制作した彫刻家の鎌田恵務(けいむ)さん(55)=福岡市=は「ピースは世界共通のサイン。行き交う人々が平和を考える道具になることを」との願いを込めた。約300メートル先には「LOVE」のオブジェも。地元では、ともに待ち合わせや写真撮影の人気スポットになればと期待している。 (増井のぞみ)

 新たなオブジェがお目見えしたのは、新宿センタービル脇。新宿区や商店街などでつくる「新宿クリエイターズ・フェスタ」の実行委員会が設置した。同フェスタは、二〇一一年から毎年、期間限定で新宿駅周辺にさまざまな現代アートを展示してきた。今回、常設展示に向けて、二十五年前から手をモチーフに創作を続ける鎌田さんに制作を依頼した。

 オブジェには「Hand of Peace」の名前がつけられ、高さ約三・七メートル、幅約二・四メートルのステンレス製。除幕式で吉住健一区長は「新宿の街の思い出や目標物に」とあいさつ。鎌田さんは「白は光や平和、青は空や海の変わらない色をイメージした」と説明。「見る人に育まれてほしい」と思いを語った。

 近くの高層ビル「新宿アイランド」脇には、一九九三年に赤い文字「LOVE」のオブジェが設けられ、待ち合わせスポットとして多くの人に利用されている。実行委副委員長の竹川司・西新宿一丁目商店街振興組合理事長(60)は「西新宿にラブとピースがそろった」と話した。