安中市松井田町の補陀寺で十九日、松井田城主だった大道寺駿河守政繁の勇将ぶりをしのぶ供養祭が行われた。

 松井田城は豊臣秀吉による北条攻めで、前田利家を総大将とする北陸道軍により落城。十九日は政繁の命日で、政繁が開いたともいわれる同寺には墓所がある。

 供養祭は、松井田城が多くの山城研究者の注目を集めている中、より多くの人に政繁や同城に関心を持ってもらおうと、同寺の檀家(だんか)有志が昨年から開催。今回は今年発足した「松井田城址(じょうし)保存会」とともに開いた。

 供養祭では、狩野興信による「政繁図」などが開帳された観音堂で、松井田城址保存会の小板橋治徳会長が「大道寺政繁と松井田城」と題し、古文書から読み解いた落城後の松井田の様子などについて講演。参加者二十人が墓参りをして政繁をしのんだ。 (樋口聡)