遊泳が禁止されている都立お台場海浜公園を恒久的な海水浴場にしようと、地元の港区が取り組んでいる。今月初旬に、水辺と外側を隔てる水中スクリーンを設置して実証実験を開始。今月下旬に開く海水浴体験イベントでは、同じ「お台場」という地名がある鳥取県の特産品販売などもあり、水辺の魅力をPRして機運を盛り上げる。

 遊泳禁止は「水質が不安定」(都港湾局)なのが理由。普段は環境省の海水浴場基準をほぼクリアするが、大雨が降って下水施設の処理能力を超すと汚水を簡易処理で放出せざるを得ず、大腸菌が増える。

 水中スクリーンは、長さ約百八十メートルの浮遊式ロープとそこから海底に垂れ下がるカーテン状のポリエステル素材でできており、大腸菌の流入を止める効果が期待される。一カ月間、水質を観測して効果を試す。

 公園は二〇二〇年東京五輪でトライアスロンの水泳競技会場になる。武井雅昭区長は「泳げる海、お台場を五輪後のレガシー(遺産)に」と意気込む。

 海水浴体験は二十九、三十日午前十時〜午後三時。無料で、現地の窓口で申し込む。小学四年生以下は保護者同伴。民間の貸ロッカー、シャワーあり。顔を水面につけるのは禁止されている。問い合わせは区芝浦港南地区総合支所台場担当=電03(5500)2365=へ。 (梅村武史)