県近代美術館が所蔵する茨城ゆかりの作家の作品を中心に紹介する「移動美術館」が、筑西市のしもだて美術館で開かれている。8月27日まで。 (原田拓哉)

 県近代美術館は空調設備の改修工事のため、来年一月まで休館している。この間を利用し、所蔵作品を県内各地で観賞してもらおうと、今年五月、県内四会場を巡回する移動美術館をスタートさせた。

 しもだて美術館では、四会場の中で最も多い六十点を展示している。作品をより身近に感じてもらおうと、作家の出身地などで地域を分けて紹介している。

 筑西市出身で文化勲章を受章した洋画家森田茂さんの生誕百十周年にちなみ、森田さんが師事した熊岡美彦さんや、熊岡さんが設立し、後に森田さんが理事長を務めた美術団体「東光会」の会員らの作品を中心に展示するコーナーを設けた。

 ほかにも地元ゆかりの作家たちに焦点を当て、結城市出身の洋画家利根山光人さん、桜川市出身の版画家永瀬義郎さんなどの作品も紹介している。

 貴重な収蔵品で今回の目玉の一つ、印象派のクロード・モネの「ポール=ドモワの洞窟」が特別出品されている。

 入場無料。月曜休館。

 移動美術館は今後、古河歴史博物館、土浦市民ギャラリーと会場を移して開催する。