太田市世良田町の市立新田荘歴史資料館で夏季企画展「下宿遺跡出土品〜縄文時代草創期の世界〜」が開かれている。

 下宿遺跡は金山丘陵の北東、同市東金井町地内にある縄文時代から平安時代に至る複合遺跡。縄文時代の土器や石器が数多く発見されている。

 展示では、今年三月十日に国の文化審議会が重要文化財に指定するよう答申したことを記念して、対象の出土遺物百二十七点すべてを公開している。国内でも数少ない器形が復元された爪形文(つめがたもん)土器や無文土器など縄文時代草創期の文化を知る上で、極めて学術的価値が高いとされる。

 埼玉県熊谷市から訪れた古代史好きという男性(69)は、さまざまな角度から土器を見つめていた。

 企画展は九月二十四日まで。八月二十日午後二時から講演会「縄文文化のはじまりと下宿遺跡の爪形文土器」がある。講師は文化庁主任文化財調査官の原田昌幸さん。定員百人。

 問い合わせは同館=電0276(52)2215=へ。入場料一般二百円、中学生以下無料。月曜休館。 (粕川康弘)