県こども動物自然公園(東松山市岩殿)で、特別天然記念物のニホンカモシカの赤ちゃんが初めて誕生した。 (中里宏)

 同公園では二〇〇九年、丘陵の高低差二十メートルの谷をそのまま展示スペースに利用した「シカとカモシカの谷」(約六千百平方メートル)を整備。一二年、動物の生態や本来の生息環境に配慮した展示として、NPO法人・市民ZOOネットワークの「エンリッチメント大賞」に選ばれた。

 県内で〇七年に保護された雌のナデシコ(十歳)と長野県から〇九年に来園した雄のクロベ(八歳)を飼育。昨年、ナデシコが初めて妊娠したが、難産の末に死産となってしまった。今年は六月二十一日に待望の赤ちゃん(雌、体重四・三キロ)が無事誕生した。