第99回全国高校野球選手権栃木大会は二十三日、宇都宮市の宇都宮清原球場で決勝があり、作新学院が15−1で国学院栃木に圧勝し、七年連続十六回目の優勝を果たした。全国大会は八月七日に甲子園球場で開幕する。 (藤原哲也)

 三年連続で同一カードとなった一戦は、序盤から作新学院が投打で圧倒した。二回に大久保湧史(ゆうし)選手(三年)の適時打などで先制すると、七回まで毎回得点の猛攻が続き、19安打で15点を奪った。投げては先発の篠原聖弥投手(三年)が緩急を付けた投球で相手打線に的を絞らせず、九回途中まで1失点に抑えた。

 小針崇宏監督は、春の県大会決勝で完封負けしたことで打撃を強化したことが結果につながったと説明。十三回目の出場で連覇が懸かる全国大会については「守備や走塁をもっと磨かないと全国は厳しい。甲子園では一戦一戦を大事に戦う」と誓った。

 優勝決定直後に歓喜の輪の中心にいた添田真聖主将(三年)も「全国で通用するようにもっと成長したい」と貪欲に前を見据えていた。

 国学院栃木は初回に先制の好機を作ったが、後続が凡退。その後は打線が抑えられ、八回に1点を返すのがやっとだった。柄目(つかのめ)直人監督は「三度目の正直だったが、相手の力が上回っていた。悔いはないし選手は良くやってくれた」と健闘をたたえていた。