女性洋画家に焦点を当てた企画展「輝く女性−美術界における女流」が、青梅市立美術館で開かれている。市内で長く絵画指導をした画家の小島善太郎さん(故人)が創立に関わった洋画団体「独立美術協会」の女性画家13人の34点が並ぶ。同協会の展覧会に出された油彩画が中心で、個性豊かな大型作品が多い。

 1931年の第1回展覧会から出展した大内のぶ子さん(故人)の「風景」は、黒と白を基調とし、絵の具を荒く厚くキャンバスに乗せた抽象画。学芸員の田島奈都子さんは「協会創立に関わった画家たちがフランスのフォービスム(野獣派)の影響を受けていたため、所属の女性画家の作品もいわゆる『女性的』なものではなく、骨太で筆致も荒い」と解説する。「創立当初は洋画を学ぶ女性は少なかった。家事育児もしながら画家として活動し続けるのは今以上に大変だったはずで、作品にも男性に負けない力強さがあります」

 一方で田島さんは「女性の絵には、男性とは違う色彩感覚が感じられる」とも話す。桜井浜江さん(故人)の作品は、「沼のほとり」の美しい青色や「高原」の鮮烈な赤色が印象的だ。

 月曜休館で9月3日まで。観覧料200円(小中学生50円)。8月6日と19日の午後2時からギャラリーガイドがある。予約不要。問い合わせは同館=電0428(24)1195=へ。 (林朋実)