平塚市港小学校の5年生が相模湾沖で、ヒラメの稚魚を放流した。

 小学生による放流は1994年、水産資源の大切さを知ってもらおうと実施。当時のヒラメの漁獲高は年間約200キロだったが、市農水産課によると、2015年には4トンに増加した。

 10日に、沖合約500メートルの地点で船を停泊させ、約8センチのヒラメ1万6650匹をバケツから海に戻した。子どもたちは「無事に帰っておいで」と声を掛け、少し名残惜しそうな表情を見せていた。

 放流したヒラメは1年後には約35センチ、2年後には約45センチまで成長。平塚市漁業協同組合では35センチ以下のヒラメは網にかかっても再放流するように決めている。

 子どもたちにヒラメ漁について説明した後藤勇組合長は「放流を通じて漁業だけでなく、海の環境を守る大切さにも関心を持ってもらいたい」と話していた。 (布施谷航)