海洋生物のイラストレーターの第一人者として知られる鈴木勝久さん(75)の作品を集めた企画展が大田区の大森海苔(のり)のふるさと館で開かれている。

 鈴木さんは生きている魚を見ながらイラストを描くのが特徴で、長年にわたり水産加工会社のポスターなどを手掛けている。今回の企画展は、四年前にノリの生態を観察するため同館を訪れたのが縁で実現した。

 十二点が並ぶ原画は、魚の細部まで描写されている。マダイは一枚一枚形が違ううろこに青い斑点がうっすらと浮かぶ。マダコは赤から黒に変わるグラデーションが鮮やか。ポスターやカレンダーなどに印刷された計約五百の作品も鑑賞できる。鈴木さんは「見れば見るほど海の生き物は美しい。感性豊かな子どもたちにぜひ見てほしい」と話した。

 入館無料で十一月十九日まで。問い合わせは同館=電03(5471)0333=へ。 (梅村武史)