横浜市など国内外二十一店舗でバイク用品販売を手掛ける「ナップス」の望月真裕(まさひろ)社長(35)は「横浜はビジネス、観光は四つ星でいいが、住環境は五つ星を目指すべきだ」と語る。

 中区在住。企業経営に興味があり、二十四歳で「横浜を売り込む仕事を」とインターネットを介した不動産会社を興した。現在、不動産会社の実質運営は別の人に任せ、祖父が起業したナップスに注力する。

 不動産会社での経験から、ビジネス環境で東京に勝つのは難しいと実感。代わりに「住みやすい街にすれば人材も集まる」。そのためには、交通の便の改善が鍵だと考えている。

 「横浜の交通の便は中途半端に良い。だから、横浜駅や関内駅に開発が集中する」。海外を視察すると、騒音も排ガスもない電動バイクが普及している国があった。多額の税投入が必要な公共交通の整備ではなく、「電動バイク、電気自動車を普及させれば、郊外にも行きやすくなり、そこに人が集まる」と言う。

 「東京はバイクや車を保管する場所が少ないが、横浜はまだ土地がある。私が市長だったらモビリティー先進都市として、横浜を売り込む」と話している。 (志村彰太)