夏の高校野球千葉大会は二十五日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で決勝があり、昨夏覇者の木更津総合が習志野を4−3で破り、2年連続6回目の優勝を決めた。木更津総合のエース左腕、山下輝(ひかる)投手(三年)は8奪三振の完投。6年ぶりの優勝を目指した習志野は、二回と四回に同点に追いつくなど粘ったが、あと一歩及ばなかった。

 木更津総合は一回表2死二塁から芦名望捕手(三年)の左前適時打で先制。同点で迎えた六回表には、大木巴哉選手(三年)の犠打が相手の失策を誘い、二走の野尻幸輝選手(二年)が生還、決勝点となった。守っては140キロ台の直球や多彩な変化球を武器とする山下投手の好投で、接戦を制した。

 習志野は二回裏2死満塁から1点、四回裏にも2点を上げ、終盤にも好機をつくった。だが、中盤以降、それまでの直球中心から変化球を軸とする投球に切り替えた相手エースを打ち崩せなかった。

 全国選手権大会は八月四日に組み合わせ抽選会があり、七日に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。

◇監督談話 

◆甲子園ではまず1勝

<木更津総合・五島卓道監督> 相手の鋭いスイングに重圧を感じていたが、中盤まで同点なら、その後に必ず点が取れると信じていた。当初は今のチームで優勝できるとは思わなかった。何より山下輝投手の成長が大きい。甲子園では、まず1勝を目指したい。

◆ミス出たがいい展開

<習志野・小林徹監督> 相手投手は140キロ半ばの速球を投げる長身左腕。練習試合も含め、ほとんど対戦経験がないタイプだった。選手は1打席目でよく見て、2打席目からよく対応していた。ミスは出たが、いい展開だった。私が勝たせてあげられなかった。