深谷市が関越自動車道花園インターチェンジ(IC)付近で進めているアウトレットモールを核とした再開発計画に関連し、最寄り駅となる秩父鉄道の新駅の名称が「ふかや花園」に決まった。熊谷市内で秩父鉄道の大谷隆男社長と深谷市の小島進市長が記者会見し、完成イメージ図を披露した。

 新駅は秩父線永田−小前田駅間に位置する深谷市黒田に建設され、アウトレットモールの建設予定地までは約百メートルと至近距離にある。二〇一八年十月開業を目指し、先月着工した。

 駅舎は切り妻屋根が特徴の鉄骨平屋建て、面積は約三百九十平方メートル。ホームは百十メートルあり、人気のSL「パレオエクスプレス」が停車できる仕様にする。請願駅のため、市が建設費約四億円の全額を負担する。

 開業初年度の利用客数は年間五万六千人と見込むが、アウトレットモール開業後は年間約六十五万人と、熊谷、羽生に次ぐ三番目の規模の利用客を想定している。

 深谷市の描く再開発計画では、全体エリア二十八ヘクタールのうち、民間ゾーン(約十八ヘクタール)は三菱地所・サイモン(東京)がアウトレットモールを建設し、公共ゾーン(約七ヘクタール)はキユーピー(東京)が整備する野菜に関連したレストランや物販施設が中心になる。

 ただ、計画の進捗(しんちょく)が遅れており、当初は一八年度中の開業を目指していたアウトレットモールなどの開業時期は二〇年度後半にずれ込む見通しとなっている。

 秩父鉄道は今年四月にも、十四年ぶり三十六番目の旅客用新駅として、熊谷、行田市の請願駅「ソシオ流通センター駅」(熊谷市戸出)を開業させている。 (花井勝規)