「土用の丑(うし)の日」の二十五日、高崎市嘉多町のウナギの卸も手掛ける料理店「さんぷく」では、店頭でウナギをかば焼きにして販売。周辺には、かば焼きならではのいい香りが漂い、市民の購買意欲を誘って、この日ばかりは財布のひももゆるんだようだった。

 同店では、より多くの人にウナギを食べてもらおうと、毎年、丑の日には店内での営業は休み、店頭販売のみにしている。愛知県産など国産ウナギを、三日前から下ごしらえして準備。この日だけで千匹のウナギがかば焼きで販売された。

 同店の武井和夫社長(72)は「例年通りの量が確保できた。価格も据え置きにして、皆さんに楽しんでもらえたと思う」と話した。出来上がりの順番待ちをしていた市内の佐藤幸子さん(66)は「昨年食べておいしかったのでまた来ました。いいにおい」と話していた。 (樋口聡)